最新日記:2008/09/29 Into The Wild
過去の日記
2008/09/29 Into The Wild
シアタークリエの芝居を見に行った。タダで戴いた招待券にケチをつけるのもなんだが、休憩時に喫煙のために外へ出たついでに、そのまま後半を見なかった。
喜劇だからと言って、あんな大袈裟な演技をする必要はないのに。良い脚本で良い俳優たちであれば、もっとcoolに喜劇は演じられるはずだ。
そのまま帰るのも癪なので、シャンテシネマで“Into The Wild”を観る。”I must keep abreast of the times”を誓ったばかりなので、最近の映画でも見ようと
思ったのだ。(だが・・・しかし・・・2007年リリースだそうだ。)学割で入ろうと思ったら、60歳以上は\1000だ。『証明になるものはお持ちですか?』の問に、
すぐ出せるよう免許証を・・・ぉっとっと、聞いてくれなかった!
1992年の実話に基づいたこの青年の話は、緻密な調査後、1996年にノンフィクションとしてJohn Krakauerによって発表された。そして少し逸話が付け加えられたものの、
かなり忠実にショーン・ペン監督により映画化された。
裕福な家庭と優秀な成績に恵まれていたクリスは、1990年大学卒業後、自分の貯金$24,000をOXFAMに寄付し、ポケットにあった有り金を燃やし、車を捨て、
まず今までの自分の環境を壊す。家族にも自分の居場所を知らせず本当の自分に出会うために、アラスカの荒野をただ一人めざす。途中様々な人に出会い、
アルバイトをして次の場へと移動する。トルストイ・ソロー・ジャックロンドンなどの本と、食用植物図鑑・ライフル銃・キャンプ用品を背中に背負うクリスの
ひたすら歩く姿が映し出される。
雄大な大自然の中に自分を埋蔵しながら、しかし確実に自分の存在を感じながら、クリスは旅の途中で出会った誰もを素直にさせる不思議な力を発揮していく。
大空で飛び交う鳥や雄大な風景は、ショーン・ペンの自然への賛歌でもあるようだ。最終的に、クリスはワイルドポテト(エスキモーポテト)の根と似た何か
毒性のものを食べて死ぬ。(本ではちょっと違った観点で、実際は死の原因は特定できていないらしい。)
−参考Wikipedia−
クリスが老人と話をしていた時のシーンで、「君はどうもクリスチャンではないようだね」というような発言があり、クリスチャンにとっては許しがたい
“Holy shit!”などという言葉も飛び出すが、絶命の時にクリスは『神』という存在と対話する。
この『神』はキリストではない。自然への畏敬とか畏怖の念が、自然を超えた存在となり、それをこの世界を司る『神』と捉えて対応していたように思う。
毒に侵され、全身が麻痺し嘔吐し下痢を繰り返し、死に直面した時のクリスの顔には笑顔さえ見えた。彼は24歳で亡くなったが、恐らく自分の人生に満足して
逝ったのであろう。ヒッキーちゃん達は、クリスの挑戦を観て、何かを感じ取ってくれぃ!
それにつけても、White gingerが毒性でなくて良かったね、Fumi!壮絶だぜ、ありゃぁ!
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